アンタレスの劇的なテロ活動に奮起した民衆は、遂に自らの手で政府の支配を断ち切ろうと決意する。
やがて国民は民間団体による軍事組織を発足し、政府に対する敵意を露骨に示す。
その一方で政府は、自分達の支配体制をより強固なものとするべく、新しい制度を打ち出す。
『国民総背番号制』
個人データの照合識別機能を持つナノマシン製の刻印、通称ナノ・コード。
戸籍データを元に、政府は全ての国民の左腕にナノ・コードを刻んだ。
ナノ・コードとは、国民一人一人の行動を常時監視し、政府はいつでも国民を任意に爆破出来るシステムである。
常時監視されているため、ナノ・コードを消そうとすれば即座にセキュリティが作動する。
更に、ナノ・コードは同時に身分証明書の役目も果たす。
そのため、ナノ・コードのない人間はこの世界では生活する事が出来ないのだ。
このシステムに対抗すべく、民衆が生み出した秘策。
それは、ナノ・コードも戸籍データもない人間を人工的に生み出す事だった。
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