決して人間には懐かぬ神獣。
存在そのものが神秘である神獣は、欲に塗れた人間とは相容れぬのが摂理である。
だが。
ある日、偶然に一人の青年と出会った彼女。
初めは他の人間と同じように警戒と嫌悪感を抱いていた。
しかし、彼の清冽なる魂に惹かれた彼女は、いつしか彼の力になりたいと心から願うようになる。