シャッター
カメラマンのベンは新婚旅行で東京へ行く。
妻のジェーンと撮影旅行を続けていたある日、夜に車で移動している最中に夜道の真ん中に突如現れた女性をはねてしまう。
タイ映画『心霊写真』のハリウッドリメイクです。監督はパラサイト・イヴや感染の落合正幸。
オリジナルは見ていないけれどとりあえず見てみました。しかし、これはホラーと呼ぶにはあまりにお粗末。
こう引っ張るだけ引っ張るのに、まったく怖い所がありません。来るか?来るのか?と思っていたらいつの間にか終わってしまったという感じです。
せっかく日本の監督起用したんだったら、もっと日本らしいホラーの演出もあっただろうに。ハリウッド的でもなければ日本的でもないばかりか、そもそもホラーにすらなってない映画って一体なんだよってな感じです。
ホラーというジャンルは、かなり難しいものだと思ってます。スラッシャーになったりただのドッキリになったりは論外だし、幽霊とか理不尽な存在をどう自然にストーリーに和えて、尚且つ面白い展開にするのか。そして演出も肝心。といった要素が凄く多い。全てが優れてないと面白いホラーにはならないんですよ。そして、面白くないホラーというのは怖くも何とも無い。ただ疲れたり不快感が残るだけ。
本作は珍しく何も感じない映画です。つーかホラーのつもり?というレベル。ホラー映画のつもりなら、せめて少しでも怖さを盛り込んだらどうだろうか。そう思いました。
オススメ度は2−。ホラーを期待すると泣きを見るレベル。ただ、ちまちまと逆に笑えるシーンがあるのでそれ目的に見るのも一興。少々高過ぎるか。
Posted: 9 月 6th, 2008 under 2008, 映画.
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