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ANNA/アナ

モスクワでマトリョーシカを売っていたアナは、その生まれ持った美貌を見込まれモデルとなる。半年でトップまで上り詰めたアナだったが、彼女の本業は別のところにあった。


監督はリュック・ベッソン。KGBの暗殺者が主人公のアクション映画です。
本作は割と時系列が前後するので、アナは今どっち側ナンだっけ?みたいな混乱が結構あるのですが、要するにKGBとCIAの両方から良いように使われ、その現状から脱出し自由を勝ち取ろうとする趣旨のストーリーです。アナを演じるのは現役のモデルだそうですが、体を鍛えているためか結構アクションシーンはスピーディーで見どころがあります。殺し屋にしては随分なパワープレイばっかりだなと思うのはご愛嬌。ともかく凄腕の暗殺者という印象は非常に強く裏付けられます。
KGB側はヘレン・ミレン、CIA側はキリアン・マーフィーと、タイプの違う中間管理職が出ます。それぞれが国柄や思想の違いが良く出た演技で、正直なところアクションシーン以外はほぼこの二人の存在感が圧倒的になっています。
作品の印象として、とにかく女性が並み居る男を力で圧倒するということをやたら強調する、リュック・ベッソン独特のアレな印象はまた強まったなあという気がしました。テーマ的に間違っちゃいないんだろうけど、派手に目立つように暴れまくる殺し屋というのはちょっと変だなあと。特殊部隊出身だからこういうやり方しか知らないんだ、というアクション映画なら沢山あるし違和感も無いんだけれど。

オススメ度は4。スピーディーなアクションシーンと、ヘレン・ミレンとキリアン・マーフィーの異様な存在感が見どころです。ただ時系列の前後が多すぎてあんまり観やすい構成ではないなあという印象はあります。

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