Lazy Bear

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やっぱり契約破棄していいですか!?

暗殺ノルマをこなせない老いた暗殺者のレスリーと、夢だった小説家の道が開けず自殺未遂を繰り返すウィリアム。偶然知り合った二人は、確実に死にたいウィリアムとノルマが欲しいレスリーで利害が一致、ウィリアムはレスリーの勧誘に乗って自身を暗殺する契約書にサインをする。
しかし、ウィリアムの元に突然と出版の話が舞い込んで来る。魅力的な女性編集者エリーがウィリアムに共感し、そのことでウィリアムは彼女に夢中になる。自殺をしたくなくなったウィリアムは、早速暗殺の依頼をキャンセルしようとする。しかし強制引退のかかったレスリーがそれをよしとはしなかった。


イギリスのブラックコメディ映画です。暗殺とブラックコメディなだけに、妙に取り締まりの緩くあっさり人が死ぬ作品です。ウィリアムの作風は確かにくどくて負の要素が強過ぎ、レスリーは仕事があまりに雑過ぎて、お互い本当に行き詰まってる感が凄まじいです。命の軽重など二の次で、お互い譲れない部分で苦悩している辺りが良いブラックさを醸し出していると思います。利害が一致しなくなった双方、それぞれの問題を力ずくで解決するあたりもまたお互い対照的で思わずニヤッとさせられました。
ラストはいささか皮肉が強過ぎるか? でも割と良いと個人的には思えました。

オススメ度は4。今一度自分の人生を見直すには良いキッカケになる映画!と言うと仰々しいけれど、実際人間は小さな事に悩んでいるんだと、そんな作風で楽しめます。

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