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相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン

絞殺後、電波塔に括り付けるという前代未聞の猟奇殺人が発生、それに付随し次々と殺人事件が起こる。
事件の現場には決まって奇妙な符合が残されていた。警視庁の窓際部署である特命係、杉下右京と亀山薫は、早速事件の捜査へ乗り出す。
しかし、事件は単なる猟奇殺人に留まらず前代未聞のテロ事件へと繋がっていった。

大人気の刑事ドラマシリーズの劇場版です。この日記でも時折書いていますが、僕はこの「相棒」のファンです。
今回は監督が初代シリーズからの和泉聖冶だったので、かなり期待をして観に行ったんですが。

事件が二転三転するのは良くあるけれど、ちょっと今回のは強引過ぎる気がしました。「釣りでした」というにはやけに手が込んでるし、杉下が存在していなければ事件はある意味進まなかったかもしれません。それは犯人の思惑とは違ってくるだろうし、そもそも杉下への挑戦状という訳でもないし。
宣伝でもチラホラ出ていたチェス、正直なところ本当に必要な要素だったのかなあと疑問です。チェスの用語ぐらいしか後半にかかって来なかったけど、それだけのため? チェスじゃなければいけない理由が希薄のような気がします。

トリック、犯人の動機など、センセーショナルで派手な印象があるけど、必要性が薄いのでいまいちな張りぼて感が最後まで残りました。部分部分で切り分けて見ると面白いけど、繋げると一貫性が無い。それってまさに、日本のドラマや映画の悪い所の一つなんだよな。

オススメ度は3+。
期待通りとはいかなかった印象があります。もっとも、相棒ファンは見ても損は無い大作だとは思います。

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