蜘蛛の巣を払う女
リスベットの元へやってきた依頼は、NSAからとあるツールを盗み出すというものだった。リスベットは難なくツールを盗み出すことに成功するが、その晩謎の組織に自宅を襲撃されツールの入ったPCを奪われてしまう。
組織を追う内にその背後には死んだと思っていた自分の双子の妹の姿があった。
天才的なハッカー、リスベットが主人公のミレニアムシリーズ。リスベットを演じるのは3人目ということで、続編というよりはリブート的な位置づけのようです。
ハッカーの主人公らしく、ハッキングを駆使したクライムサスペンスでした。それでいてアクション映画としても落とし込んでおり、その辺りの特徴が良く浮き彫りにされた作品です。
ハッキング関係ではPCを使ったものやスマホを駆使した変則的なもの、地味にソーシャルハックと割と多彩。車のハッキングなんかはタイムリーな感じがします。
スマホ関係のハッキングは少し便利過ぎるというか御都合主義のような気もしました。回線どれだけ強いんだろうという疑問。
ラストのセンサーと狙撃の合わせ技はなかなか胸躍るものがありました。初めて元軍人の肩書が役立ったところ。
しかし、姉妹の対立が思ったほど薄いなあという印象があり残念でした。そこはもうちょっと対決色を強めてほしかったところ。
オススメ度は４＋。ハッキングによるサスペンスアクション映画は割と他に有名なものが無いジャンルです。楽しむには十分な完成度だと思います。
Posted: 1 月 11th, 2019 under 2019, 映画.
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