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スターリンの葬送狂騒曲

旧ソ連の暴君、ヨシフ・スターリン。彼の突然の死に、閣僚たちに激震が走る。しかしその一方で、彼らはしたたかに次の指導者の座を狙い水面下で暗躍する。しかしすぐに意見の対立は始まり、やがてその争いは表立った抗争へと発展していく。


ヨシフ・スターリンが急死した直後の政治抗争を描いた作品。その内容から、ロシアでは上映中止になるという曰く付きでもあります。
あまりロシア情勢は詳しくないのだけれど、スターリン時代のエグさは割と有名ではないのでしょうか。その辺りも大分触れていますが、こう流れ作業のようにやるので案外インパクトは薄い気がします。
予告編では妙にコミカルタッチにしていましたが、実際の内容はさほどコメディ映画という感じではありませんでした。よくある、普通にやるとエグいのでわざと明るくやったり軽くして流すタイプの作品です。作中頻繁にジョークが挟まれるのですが、いずれも下品なものばかりで、これってわざと品位を下げるためにやっているのかな?とちょっと勘ぐったりしました。
基本的には政治争いだけですので、こういった話が好きでは無い人には全く合わないタイプの映画だと思います。好きな人には、という感じなんだけれど、事実関係を淡々とやるだけというのも映画としてはどうかなあと正直思います。

オススメ度は4。好き嫌いがはっきり分かれるタイプの作品です。時代背景等に興味がなければ、まず合わない映画だと思って良いでしょう。

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