デッドプール2
おちゃらけながらも悪党と日々戦い続けるデッドプール。しかしある日、恋人のヴァネッサを殺されてしまう。嘆き悲しみ自らも死のうと試みるものの、不死身の体ではそれも叶わなかった。
ミュータントの収容施設で子供の一人が暴走する事件を起こす。デッドプールは正しいと思うことをするため少年を救出に向かう。しかし謎の男が少年の命を付け狙い始めた。
主演はライアン・レイノルズ。マーベルヒーローの中でも異色でヒーローらしくないヒーローであるデッドプール、その2作目です。
前作は大ヒットの割に低予算作品だったのですが、今作ではかなり増額されたなあという制作の規模の違いを感じました。デッドプール自身は前作よりもより生き生きと自分勝手に気ままに振る舞っていて、とにかくパロディネタや何かしら馬鹿にするネタなどなど、いちいち突っ込んでいたらキリがないくらいです。
ストーリーは意外とシリアスで重いテーマがあり、不死身である自分について悩んだりヴァネッサへの未練が断てず自暴自棄気味だったりと、どん底の状態を経験します。そこから正しい事をする人間になるべく立ち上がって戦う辺りにヒーローとしての成長を感じました。とは言え、本質的にデッドプールはデッドプールであり、何をするにしてもおふざけからは離れられません。
前作では今ひとつだった不死身の描写も、今回は十分に盛り込まれていました。単純に予算のおかげなのでしょう。
マーベル映画と言えば原作者のスタン・リーのカメオ出演だけど、今回は見つけられませんでした。もしかしてティザーで出たから? 一応作中ではスタン・リーを名指しで絵が下手くそとか言っていたけれど。
オススメ度は5。下品かつグロい描写がふんだんに盛り込まれたアクション映画です。前作のファン向けの要素が強いですが、前作以上に楽しめる作品です。
Posted: 6 月 1st, 2018 under 2018, 映画.
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