トレイン・ミッション
保険会社で10年働いてきたマイケルは、定年の5年前にして突如解雇を言い渡される。息子の進学の事もあり、解雇のの事を妻に話せないまま帰りの電車へ乗り込む。その車内でマイケルは、一人の女性に話しかけられた。人間行動学の研究者らしい話し方をする彼女から、突如奇妙なお願いを持ちかけられる。半信半疑で引き受けたマイケルだったが、それはマイケルの家族を人質に取った非常に危険な黒幕からの指示だった。
主演はリーアム・ニーソン。定年間近の壮年の男性が、電車の中で家族の命をかけたゲームを強要されるクライムアクションです。
僅かな情報を手がかりに、元警察官としての経験を生かして指定された人物を探すというもの。出だしでは、本当にどうやって見つければいいのか?という途方に暮れた感じから入っていくのだけど、基本的にカマをかけたり直球で訊いたり、割となりふり構わず捜索をします。まあ家族の命がかかっている、という脅しの説得力だけは早々に見せられるので仕方がないんだけれど。この標的の正体と狙われる理由、それは当然黒幕がいて彼らの不利益になるから、という流れです。しかしこれ、話の都合上は非常に万能、というよりもそもそもの設定がいい加減過ぎないかと思えてしまいます。これだけ力を持った黒幕でありながら、動機といい回りくどすぎるやり口といい、ちょっと雑だなあという展開に思えました。
それにしてもリーアム・ニーソンも、もうおじいちゃんの役柄なんだなあとしみじみ思います。殴り合いで相手を圧倒できないシーンに違和感を覚えるようになってきました。
オススメ度は3+。イマイチな脚本です。リーアム・ニーソンの役柄がここ最近固まっているような気もしますので、この作品ならではという見所が無いのが残念です。
Posted: 4 月 6th, 2018 under 2018, 映画.
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