28週後…
かつてイギリスに壊滅的な被害を及ぼしたレイジ・ウィルス。それから5週間が経過し感染者は餓死、落ち着きを取り戻す。その後復興作業が行われるが、再びレイジ・ウィルスは猛威を振るい始める。
前作「28日後…」の続編。
キャストやら物語そのものはほとんど繋がってません。っていうか、レイジ・ウィルスぐらい。
前作は、まあよくあるゾンビものには違いなかったけど、極限状態での人間心理がよく描かれていてなかなか面白かったのですけど。今作にはそういった要素はほぼ無いに等しいです。序盤、カーライルが奥さんを見捨てるけれど、その辺りの話をもっと広げれば変わったかもしれない。
結局のところ、米軍が無差別に射殺したり空爆したりする無駄な部分に金をかけただけのようにしか見えません。「緊急時だからこんなに人権意識低いんだぜ」と得意げにやられてもね。
せっかく前作では、ロンドンで一人ぼっちで始まり、そこから協力し合ったり感染していないコミュニティでも諍い起こしたりと、テンプレートなゾンビ映画とは差別化sるため苦心した跡が見られていたんだけど。もう、そういうのはほぼ存在していません。完全に”ありがち”な内容。作品自体はよくまとまっていただけに勿体無い。
それと、ラストが続編を匂わせるものになってたんだけど。この路線では確実に面白くないでしょう。「SAW」シリーズみたい。
オススメ度は3、まあ良くも悪くもありがちな映画。ゾンビ映画のアクションって感じです。あえて見る間でもないような気がしないでもない。特に見所も何もないので。
Posted: 1 月 20th, 2008 under 2008, 映画.
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