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ジョン・ウィック:チャプター2

復讐を果たしたジョン・ウィックだったが、今度は所属する組織の掟を盾にイタリアンマフィアのサンティーノに新たな暗殺を強要される。自分は引退した身だと固辞するが、サンティーノはジョンの自宅を焼き尽くしてしまった。
掟からは逃れられない事を悟ったジョンは観念して仕事に取り組む。しかし無口な彼の心の中には、既に新たな目的が生まれていた。


主演はキアヌ・リーブス。引退した凄腕の殺し屋が主人公のアクション映画、その2作目です。
前作同様、ちょいちょい変なフォントの字幕を入れてくる演出は未だ違和感を感じます。そしてアクション部分ですが、ガンアクションは鮮やかで爽快なのは前作同様なのですが、格闘アクション、特に取っ組み合いになると途端にもっさりとした野暮ったくなるのもそのままでした。あんまり取っ組み合いにこだわらず、銃撃戦だけで十分に暗殺者としてアクション映画が成り立ったと思うんだけれど。
ストーリーもさほどでもありませんでした。前作は、他人からするとあまりにバカバカしいが本人にとっては非常に重要だという強い目的があり、一本道だけど力強い展開がありました。しかし今回は半ば落とし所を探るようなふらつきがあり、どうにも何のために戦ってるんだ感が否めません。確かに復讐のはずだけど、ジョンにはあまり復讐に強くこだわっている感じがしませんでした。やはり前作ほどのシンプルさの方が面白いのかも知れません。本作がさほど複雑だという訳ではないのだけれど。

オススメ度は3+。キアヌ・リーブスの熱演は良いけれど、アクション映画としては前作ほどのパワーが感じられませんでした。ちょっと期待外れかも知れません。

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