パーソナル・ショッパー
有名人であるキーラに、衣装などの買い物を代わって行うパーソナル・ショッパーとして雇われているモウリーン。彼女は霊媒師で、死んだ双子の兄ルイスからのサインを待っていた。パリに滞在するためとは言えあまり快く思っていなかった仕事だったが、サインを待ち続ける事で3ヶ月も経っていた。そんなある日、モウリーンは正体不明の人物からメールを受け取る。それは、まるで彼女の行動を見透かしているかのようなものだった。
本作はジャンルとしてはサイコホラーかスリラー映画辺りになると思われます。ただ正直なところは良く分かりません。それがまず本作の第一印象です。
序盤は精霊や死後の世界の話から入り、ホラーとオカルトの映画かと思っていたけれど、次第にミステリー要素が始まりサイコなのか否かと見ているとやっぱりホラーでオカルト? となっていたかと思ったら唐突に終わり。このように、一体全体何を描きたい脚本なのか何をやりたかったのかさっぱり伝わってこない作品です。複合的なジャンルの映画は沢山あるけど、これはただ取ってつけただけでしかなく、全くまとまりが無いのが問題なのでしょう。いっそ一つの路線に絞ってしまった方が引き締まったと思うのだけど。「フランス映画は何も起こらない」なんて皮肉はあるけど、実際は必ず当てはまる訳ではありません。ただ本作に限ってはほぼこれのような気がします。
オススメ度は2。正直見所はありません。楽しむべき部分もありません。好きな人はいるかも知れないけれど、勧め方が見つからないので説明が難しいです。
Posted: 6 月 17th, 2017 under 2017, 映画.
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