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相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

英国の日本領事館で起こった、国際犯罪組織バーズによる大量殺人事件。そして唯一の生き残りである少女も行方不明となっていた。その七年後、突如として日本で犯罪予告を行ったバーズ、その予告映像には行方不明となっていたはずの少女の姿があった。
特命係の二人は、長年バーズに所属するレイヴンを置い続けてきたマーク・リュウと共に独自の捜査を始める。


テレビ朝日系列で長期に渡り放送中の刑事ドラマ「相棒」の劇場版、その4作目になります。
こういったジャンルの映画ではお馴染みのテロリストもので、しかも過去シリーズにもあったネタです。けれど本作は、思っていたよりずっと良く脚本が練られていました。序盤から色々とさりげなく伏線を出していたり、なんかおかしいなここと思った点にそれぞれ理由があったり、かつて第一作目で無駄に風呂敷広げた感のあった要素にきちんと理由が付けられた丁寧さがとても良かったと思います。
今回の重要人物を演ずる北村一輝と鹿賀丈史は、どちらもベテラン俳優ですが、やはり存在感や演技が非常に良かったです。過去シリーズでもベテラン俳優はいたけれど、ここは脚本の差があるのかも知れません。
ラストシーンは案外あっさりと終わらせたのは逆に余韻に浸れる感じがしました。こういう演出のスッキリした感じは個人的には好みです。

オススメ度は4+。これまでのシリーズで一番の出来栄えだと思います。今回は本当に良作の部類なので、相棒ファンにはうってつけの一本でしょう。

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