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X−MEN:アポカリプス

人類初のミュータントであり神を自称していた男は、民の裏切りに遭い地の底で長い眠りについた。しかし偶然1980年台に復活、世界の壊滅を宣言する。
この異変に気付いたチャールズはすぐさま調査を始めるが、逆にシステムごと能力を乗っ取られ、利用されてしまう。


X-MENシリーズの完結編に当たる本作。X-MEN結成に至るまでの経緯がこれで完全に補完される形となります。
神を自称する巨悪に立ち向かう、今はまだ社会的に立場の弱いミュータント達。それの取りまとめ役がプロフェッサーXことチャールズとなります。こういった所はこれまで通りです。
本作のテーマとして、仲間とか家族愛のようなものがありました。ボスのアポカリプスは仲間を信用せず、裏切られるのに対し、チャールズ側は団結力や信頼を重視しています。それをそのまま戦い方や結末に繋げているようでしたが、話が進むに連れてイマイチ結果に現れているような感じがしなくなりました。どうにも場当たり的なのとご都合主義の繰り返しのような気がします。アクションはとにかく迫力がありますが、エネルギー的なものや視認し難い能力の応酬になるのは作品の色的に仕方がないのか。ウルヴァリンの出番が極めて少ないだけに、アクションの偏りが残念です。個人的に好きなクイックシルバーのコミカルかつ的確な活躍が見られたので満足ではあるけれど。

オススメ度は4−。シリーズ通りの期待通りの出来かも知れません。アクションとなるとイマイチかも。意外と人によって満足度が変わりそうな感じがします。

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