Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

殿、利息でござる!

仙台藩の吉岡宿は、藩から強いられる労働や不景気により困窮していた。京都から戻ってきた篤平治はこの惨状を見るものの、世の中の仕組みであるから仕方がないと半ば諦めていた。しかし旧知の十三郎は篤平治が苦し紛れに言った藩に金を貸し付けるという案を真に受け、実際に賛同者を集め始めてしまう。


主演は阿部サダヲ、瑛太。監督は中村義洋。「無私の日本人」の一遍を原作にした時代劇作品です。
阿部サダヲがポスターにでかでかと出ているせいか、コメディ色の強い作品かと思ったら、案外人情話が中心の作品でした。とは言えコミカルでライトな演出もあって入りやすく、特に序盤は瑛太の狂言回しぶりが非常に良かったです。
苦境と逆境からの逆転勝利といった王道の展開で、伏線や意外な素顔の発覚などといった要素を含んでおり、思ったよりもお金の生臭さや明確な悪役の跋扈が無く、毒のない作品だったのが意外でした。そのためか後味も良く、様々な層が観られる内容だったと思います。

オススメ度は4。これは友人家族デートといずれでも鑑賞出来る内容の作品です。週末のお出かけにはぴったりの一本でしょう。

Write a comment