グッド・シェパード
キューバの内乱に乗じカストロ政権を終わらせようとしたアメリカは、CIAの情報漏洩により作戦を失敗、手痛い傷を負う。
CIAのエドワードは、自分の所属する部課から情報が漏洩したため犯人の調査を行う。
監督はロバート・デ・ニーロ、主演はマッド・デイモンに妻役としてアンジェリーナ・ジョリーが出演しています。
ありがちな国家陰謀論なんだけど、デ・ニーロの切り口が良かったのか割と面白い内容でした。あまりに淡々として起伏が無い展開は好き嫌いが分かれるところだけど、淡々としている代わりに割と生々しい描写もあったりします。CIAってこんなもんじゃないだろ！ と突っ込みを入れるには謎の組織過ぎるので、リアリティという点については評価が難しいところではあるけれど。
マッド・デイモンには個人的にどうしても御調子者のイメージがあるのだけれど、本作で演じた寡黙なCIAの役柄はかなりハマリ役だったと思う。実は割と演技の幅が広いのかもしれない。アクションは（極一部を除き）いつまでも出来るようなジャンルじゃないんだし、こういう俳優は生き残っていくのだろう。十年後にはかなり円熟した俳優になるであろうと勝手に予想。
そういやアンジェリーナ・ジョリーはどうしたのだろう？ 何故配役されたのかも疑問だけれど、なんかよく分からないキャラになってた。
オススメ度は４−。キューバ革命からキューバ危機辺りの軽い予備知識をつけておくともっと楽しめると思います。
Posted: 10 月 21st, 2007 under 2007, 映画.
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