マネー・ショート 華麗なる大逆転
2005年アメリカ、ファンド会社でマネージャーを務めるマイケルは、人からは奇人の類と見られていた。そんな彼がある日、現在のアメリカで好調な住宅証券には致命的な問題がある事を予測する。そのため住宅ローンに関するCDSを大量に買い始めた。
主演はクリスチャン・ベール、ブラッド・ピット。
まだ記憶に新しい、アメリカで起こったリーマン・ショックでの出来事を元にした作品です。
本作は、金融界に携わる４者がどういった形でリーマン・ショックを予測し逆張りを決意するのか、そういった群像劇に近い構成でした。
本作は扱っているテーマがテーマだけに、非常に金融機関の専門用語が多く登場します。その中でも特に重要な用語は分かりやすく解説をしてくれますが、僕の少ない知識では本当に話についていくのがやっとという所でした。
主要人物達は経済恐慌を予測しうまく大金を儲けるのだけれど、それで”華麗なる大逆転”という単純な終わり方ではないのが印象的でした。僕の記憶では、実際に逆張りをしていた人達は当時のニュースなどでかなり叩かれていたと思います。彼らがやった事は何を意味しどういった衝撃を与えたのか、単純な逆転劇というシナリオではないメッセージ性がある作品だと思います。
オススメ度は４。かなり金融の知識が必要と思われます。業界の方には何でもないでしょうが、そういった意味では非常に観る人を選ぶ作品でしょう。
Posted: 3 月 4th, 2016 under 2016, 映画.
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