パーフェクト・ストレンジャー
ジャーナリストのロウィーナは、上院議員をゴシップネタで脅したのも束の間、すぐに圧力がかかり記事は没になっていた。
丁度その頃、親友のグレースがニューヨークで消息を絶つ。次に発見された時は猟奇的な殺害方法で殺害された死体となっていた。
ロウィーナはグレースを殺害した犯人がNY大手広告代理店の社長であるハリソン・ヒルと睨み、身分を偽って社員として潜入する。
ハル・ベリーとブルース・ウィリスという豪華な俳優と、ラストの7分11秒まで絶対に犯人が分からないというコピーが売りのこの作品。
とりあえずある程度犯人は誰だろうと勘繰りながら見てました。絶対に分からないというのであれば意外な犯人なんだろうなと、本命と穴馬ぐらいに絞ってみたところ、見事穴馬が的中。というか、さほど捻りも無い結末でした。「こいつを犯人と思わせたいんだろうな」と「この状況で一番意外なのはこいつか」で片付く感じです。
サスペンスの部分を全面的に押し出しているだけあって、そのあっけなさからかなり期待外れ感があります。それと、これはサスペンスとしては邪道。観客がどうやっても知りえない情報に重要な要素を含めるのはいかがなものか。シックスセンスあたりがいい例で、隠し要素をしれっと当たり前のようにスクリーンに出してこそ意外性が生きる訳であって。まあ要するに、お金を払ってまで見る脚本ではないということ。
オススメ度は3−。あれだけ大言しておいてこの脚本は何だとガッカリします。サスペンス以外の部分に魅力を感じていない限りは別に見なくても良いレベルです。
Posted: 9 月 30th, 2007 under 2007, 映画.
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