ムーン・ウォーカーズ
東西冷戦の時代、アメリカはソ連に先んじて何としても人類の月面着陸を成し遂げようとしていた。しかし、今回のアポロ11号もまた成功の見込みは極めて低い。そこでCIAは、名監督スタンリー・キューブリックに月面着陸のシーンを製作して貰う事を考える。
有名な都市伝説である、アポロ11号の月面着陸がキューブリックによる捏造だった、というものを題材にしたコメディ映画です。
CIAの諜報員がキューブリックと接触を図ろうとするものの失敗した挙句、用意された資金まで失うという序盤。そこから如何にして映像を作成するのかというところだけれど、この映画はとにかくドラッグネタが多いのが印象に残りました。直接的な覚醒剤から、LSDにマジックマッシュルーム、挙げ句の果てには接着剤まで。後半はラリッてる描写が多く、非常にサイケデリックなシーンが続きます。
訳の分からない混沌とした展開が広がっていくのだけど、それはそれで逆に面白かったです。馬鹿さ加減も突き抜けてしまうと本当に笑え、時には感心すらします。ただ、ネタ的にはR15もついている通り下品なものも少なくないので、そういった意味で合う合わないはあるでしょう。
オススメ度は4。都市伝説という神秘めいた響きから連想されるものは一切ありません。おバカなコメディ映画なので、気楽に見ると良いでしょう。
Posted: 11 月 14th, 2015 under 2015, 映画.
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