イコライザー
ホームセンターの正社員として働くマッコールは、妻の死より不眠症にかかっていた。夜毎ダイナーで本を読みながら過ごしていたが、ある日常連の1人であるテリーという若い女性の様子がおかしい事に気付く。やがて彼女が売春婦であり、客とトラブルを起こしたため見せしめに半殺しにされた事を知る。マッコールはテリーの身の自由を交渉しに元締めの元へ出向くが、案の定まるで相手にされなかった。するとマッコールはおもむろにドアに鍵をかけると、室内に居た彼らを瞬く間に皆殺しにしてしまう。
主演はデンゼル・ワシントン。元CIAの主人公が、世の中の悪に対して影から排除するといったクライムアクションです。
主人公のマッコールは、非常に神経質で何でもきっちり正確でなければ気が済まないといった人物に描かれていました。そのせいか悪に対しての怒りも強く、表情こそ平静でありながら血を流させる事に何の躊躇いもありません。そのため、非常に善悪が曖昧に見える時もありました。
マッコールがした事はマフィアとの抗争にまで発展していきますが、それに対しても彼は終始淡々とした様子で対応をしていきます。また、その間も目についた悪も容赦なく粛清していきます。特に印象的なのは、マッコールは人を殺した場合は、その今際の際をまばたきもせずじっと観察するように見つめます。僕にはその仕草がどこかサイコパスっぽく見えて、何やら不気味さの感じるキャラクターに思いました。
作中でのマッコールはとにかく強く、まるで苦戦らしい苦戦がありません。あまりに強過ぎるのもどうかと、やや賛否分かれそうな展開だと思います。
オススメ度は4−。クライムアクションが好きな人には調度良いと思いますが、主人公が苦戦する様には期待しないで下さい。
Posted: 10 月 25th, 2014 under 2014, 映画.
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