NY心霊捜査官
NY市警の特捜科に勤めるラルフは、相棒のバトラーと共に、日々陰鬱な気分にさせられる事件ばかりを捜査していた。ラルフには、通称レーダーと呼ばれる不思議な勘があり、それにかかった事件は必ず何かしら妙な事が起こっていた。それを楽しんでいた感すらあるバトラーだったが、ある日彼らは動物園で起こった事件の応援へと向かう。そこでは正気を失った母親が子供をライオンの堀に投げ込み逃走するという、常軌を逸した事態が起こっていた。
本作は、実在の人物である元NY市警のラルフ・サーキの手記を元に作成されたお話です。
そもそも日本人からして見れば現実離れしているとしか思えない、異様な事件が日常的に起こっている町で、取り分け異様な事件に関わった刑事のお話。ジャンルとしては、サスペンスアクションかも知れませんが、その実かなりオカルト・ホラーの要素が濃い内容になっています。
本作で特徴的なのが、とにかくグロい死体の描写です。これが本当にキツくて、結構耐性が無い人じゃないと食事もままならなくなるような気がします。R18の年齢制限が設けられているのは、おそらくこの部分ではないでしょうか。
ストーリーはなかなかにオカルティックで面白いのですが、落ち着く先は案外予想できる範囲です。そのため本作の見所というと、R18の残酷描写と、完全にフィクションではないという箔だと思います。そのため、ある程度こういうものだという前提が無いと、観賞は辛いかも知れません。
オススメ度は３。よくありがちなB級ホラーという印象です。描写が過激なため、食事のスケジュールには御注意を。
Posted: 9 月 20th, 2014 under 2014, 映画.
Comments: none
Write a comment