フライト・ゲーム
マークスは空港の片隅に車を止め、電話の相手から強要されるかのようにロンドン行きへの便へ乗り込んだ。機内でマークスは、しきりに携帯で何者かとメッセージを交わす。そのメッセージはマークスに何かを強要させる内容だった。そしてそれに従わなければならない理由、それは、マークスが犯人のために1億5千万ドルを用意しなければ20分毎に機内の乗客を殺していくというものだった。
主演はリーアム・ニーソン。
導入から、主人公であるビル・マークスは身分も目的も明らかにされないまま話が進んでいきます。これは航空機という密室を舞台にしたサスペンス・アクションです。全くの正体不明な犯人と対決するマークスですが、徐々にその背景が明らかになっていき、そして非常に孤立した状況へと追い込まれていきます。この作品は序盤から群像劇なのかと思うような、妙に思わせ振りな描写が含まれており、犯人候補と思われる人物も多くいます。そのため、割と序盤はこれがどういう作品なのか全く分かりませんでした。正直なところ、これがサスペンス・アクションだと分かったのは、丁度マークスの正体が明らかになった辺りです。
物語の展開はなかなか先が読めませんでした。一体誰が犯人なのか、そもそも事件は本当に起こっているのか、主人公は正気なのか、本当に色々想像してしまいました。大筋では王道なのですが、割と細かいところに細工が施されているため、なかなかのめり込む事が出来ます。
オススメ度は4+。リーアム・ニーソンの魅力が非常に出ている作品だと思います。ハラハラした方には打って付けの作品と言えるでしょう。
Posted: 9 月 6th, 2014 under 2014, 映画.
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