Lazy Bear

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バトルフロント

かつて麻薬取締局の局員だったフィルは、とある潜入捜査の一件を最後に退職、田舎町の片隅に愛娘と引っ越し穏やかな生活を送る事にする。だが、転校生という事で目立つ愛娘マディはイジメの対象となるものの、フィルに仕込まれた護身術により返り討ちにしてしまう。それがきっかけでフィルは住人との揉め事を起こす事となり、そして抹消した彼の過去も他人の知る事となってしまう。


主演はジェイソン・ステイサム。
本作はシルヴェスター・スタローンが映画用の脚本をジェイソン・ステイサムのために書き下ろしたという作品です。
ストーリーは非常に王道で、元国家公務員がマフィア相手に奮闘するというクライムアクションです。本作の見所として、そこそこの数が出る脇役達の立ち位置がかなり丁寧に描かれている所が挙げられます。どうしてそういう性格になったのか、そういった事を後々説明するシーンが出て来たり、またこれはこういうキャラだという見せ場を用意していたり、脇役達を追うのが非常に面白い出来でした。もちろん、悪党共には下手な同情の余地はなく、フィルの前で露骨にいわゆるフラグを立てていく様は清々しいとすら思えます。そのため、誰がどういう顛末をたどるのかが容易に予想がつきました。とは言っても、その回収までのプロセスが見所であるため、楽しむ余地は十二分にあります。
基本的にアクション映画ではあるけれど、登場人物達の描写が非常に細かく丁寧であるためストーリーが厚く感じられ満足度は高いと思います。人にもよりますが、見所はかなり多い作品でしょう。

オススメ度は4+。アクションといい人物描写といい、非常に細かく見所の多い作品です。ジェイソン・ステイサムのファンも納得の一作でしょう。

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