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相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ

太平洋に浮かぶ孤島、鳳凰島。そこには民間組織である軍隊が存在した。彼らは生物兵器を密造したという噂がまことしやかささやかれ、公安も厳重にマークしている。そんな彼らの居住区で、ある日訓練生の1人が変死する。それは馬に蹴られた事による事故死のようだったが、何とか調査のメスを入れたい警察はこれ幸いとばかりに、日頃から暴走しがちな特命課を捜査に送り込んだ。


テレ朝で大人気の長寿番組である相棒シリーズの映画第3弾です。スピンオフを含めると、5作目でしょうか。
今回はテロ組織と殺人事件の2つの調査で、いわゆる政府モノ事件です。相棒本編でもそうだけど、この手の奴は恣意的であまり好きじゃないパターンなのですが、今回もまた残念ながらご多分に漏れずといった所です。
単純な事件構成などは良いとして、やはり犯人の描き方に何かしら悪意を感じました。僕の考えすぎかもしれないけれど、どうしてこうも自衛隊に悪印象を持たせようという描き方をするのかな、とどうしても思います。普通にやれば、それだけで十分面白い舞台背景なんだけれど。また、相変わらず序盤から絶妙に伏線を張っていたり、杉下の無意味な行動にもきちんと意味があったりして、捜査部分は面白かったです。ジャングルでスーツというちぐはぐな姿も、まあ杉下右京は変人だしなという感じで見てると、案外気にならないものです。

オススメ度は3。これはファンでも賛否分かれるんじゃないのかな、と個人的には思いました。純粋にサスペンス部分を楽しめれば、もっと評価の高い作品だったと思います。

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