ストリングス 〜愛と絆の旅路〜
マリオネットの世界に、ヘバロンという国があった。ヘバロンの国王はこれまでの過ちを償い国をより良い方向へ向けるべく、遺書に息子ハルを後継者とする旨を残し自害する。しかし、それを知った弟のニゾは、国王殺しの濡れ衣を敵国へ向け、ヘバロン国を我が物にせんと画策を始める。
デンマークで製作された、本物の操り人形を使って撮影された異色の作品。作成されたのは2004年だが、日本向けに若干の編集を行い公開されました。
まず気づいたのが、マリオネットの世界でのルールです。マリオネット達はどれも体に幾つかの糸が結ばれ、それは天へと続いています。この糸は概念的なものではなく、文字通りの糸。そしてマリオネット達は、頭の糸を切られると絶命してしまいます。
とにかく世界観が斬新でした。それがあまりに強過ぎて、入り込むまで随分と時間がかかってしまいました。ストーリーも意外と深く大人向けな感じですが、マリオネットという設定が今ひとつ妨げにも。
オススメ度は3。とりあえず、この独特の世界観に入り込めなければ楽しめない作品です。
Posted: 5 月 12th, 2007 under 2007, 映画.
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