ワールド・ウォー Z
元国連の調査官だったジェリーは、今は家族と共に幸せな生活を過ごしていた。ある日、出掛けた先で突如謎の暴動事件に巻き込まれる。訳も分からず逃げ惑うジェリーは、その最中で暴徒に襲われた人間が十数秒後には同じ暴徒になる事に気づく。
そしてジェリーの元に、国連から協力要請が来る。それは、世界規模で拡大中であるこの感染について、対策に協力しろというものだった。
主演はブラッド・ピット。
世界規模で拡大する、感染発症すると凶暴なゾンビと化すウィルスに立ち向かう国連の元調査官の物語。ブラッド・ピット演ずるジェリーは、世界を奔走しながら発症原因と対応策を探すというものです。よくあるゾンビ物と言ってしまえばそうで、これは「28日後」のようなアクティブ系のゾンビでした。伝統ゾンビはのろのろと動きが鈍いものだけど、こういったアクティブ系のゾンビはとにかくゴリ押しが凄くて、特に狭い空間で遭遇した時の緊張感が段違いです。そういった意味で、非常に緊張感のある場面が多い内容でした。
ジェリーが対応策を探し求める訳だけど、序盤から中盤にかけて色々と謎めいたセリフなどが飛び交う中、それらがあまり後半に生かされていないように感じました。またラストも今ひとつ煮え切らないというか、ラストというより一区切りという感じで、全体的に話の規模感の小ささが否めません。ゾンビへの対抗策の無策ぶりや、暴徒化した人達の行動など、結構演出面ではなかなか考えられたものが多くて、世界観に引きこもうとする誘引力は凄かったんだけれど。いかんせん、やはり話の規模があまりに大き過ぎたのかも知れません。
オススメ度は3。アクティブ系のゾンビ映画です。ゾンビの定義に煩くなければ、楽しめるのではないかと思います。
Posted: 8 月 10th, 2013 under 2013, 映画.
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