ワイルド・スピード EURO MISSION
リオの犯罪王から1億ドルを奪い取ったドミニク達は、その金でそれぞれ気ままな生活をしていた。
ある日、ドミニクの元をFBI捜査官のホブスが訪ねて来る。ホブズは、ショウと言う名の犯罪者の逮捕の協力を申し出る。ドミニクは既に引退した身だからと断ろうとするものの、ホブズは手掛かりとなる1枚の写真をドミニクへ見せる。それは、死んだ筈の元恋人レティだった。
主演は、ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー。
数々の名車高級車を容赦無く使い捨てにするこのシリーズも、本作で6作目となります。内容は、やはりド迫力のカーチェイスが盛り沢山のアクション物で、基本的に銃撃戦ではなく車による追走劇であるのが特徴です。6作目ともなると目新しさも無いかと思えば、あれやこれやと新しい要素を取り込んでいて、案外飽きがない内容でした。
前作のラストで判明したレティの存在が、今作でのキーポイントです。一体どうして生きているのか、と思ったら、結構雑な展開だったのにはがっかりでした。後半の戦車とのカーチェイスのくだりも、その前からの流れが酷く雑で、その上ドミニクがレティを救い出すシーンなど本当に無茶苦茶でした。まあ、その無茶苦茶さを敢えて楽しむという視点も無くはありませんが。でもまあ、普通に考えて死んじゃうんだけど、やっぱり筋肉付けてるからかなあと変な説得力のある体格も理由の一つです。
これにて完結かと思ったら、ラストの「真似しちゃ駄目!」注意書きの後に、ハンの東京での一幕が挿入されていました。そこでは、如何にも次回作に続くであろう新キャラが登場します。これは結構驚きの配役かと思います。何だかんだで、独特のカーアクション路線と、案外ストーリーの見せ方がうまいので、これはまた続編が気になってきました。
オススメ度は3+。とにかく派手なカーアクションが満載です。名車達が使い捨てにされる事が許せないという方もいるけれど、そうで無ければオススメの作品です。
Posted: 7 月 6th, 2013 under 2013, 映画.
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