LOOPER/ルーパー
未来のマフィアと契約し、未来から転送されてきた人物を始末する専門の殺し屋、それはルーパーと呼ばれていた。ジョーはそんなルーパーの1人で、日々仕事をこなしながら報酬の銀を貯め、ドラッグに溺れる享楽的な生活を送っていた。
そんなある日、ジョーの前に予定時刻に遅れて転送されてきたのは、本来なら被っているはずの目隠しもしていない中年の男だった。ゆっくり顔をもたげたその男は、30年後のジョーだった。驚くのも束の間、ジョーは未来の自分の始末に失敗、組織から逆に追われる事になってしまう。
主演はジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス。
未来から来た自分と対決するという、タイムスリップをネタにした近未来のSFアクション物でした。
序盤はルーパーと、その取り巻く環境についての説明に終始で、そこで世界観を掴んでからいよいよ事件が起こるという展開でした。未来の自分を殺したルーパーはジョーだけでなく、他にも何人も居て噂にもなっていました。そんな中で一体未来で何が起こっているのか、という感じだったんだけど。
中盤以降、驚くことに突然とサイキッカーの話になりました。舞台も都会から離れた農園、ルーパーって何だっけ状態。目的もあやふやになりかけてきた頃、また唐突に二転三転し、勝手に自己完結されて終わりました。正直な所、取り残された感が本当に強いです。粗は目立っていたし突っ込みどころも多かったけれど、伏線も回収せず投げっぱなしというのは本当にどういう事なんだろうか。後半につれて支離滅裂になっていくのが不可解な作品でした。本当に、何が何をどうしたかったのだろうか。良く分からない展開でした。
オススメ度は3−。ちょっと期待外れ感の否めない作品でした。導入は面白かったんだけれど。もうちょっとストーリーをシンプルにした方が良かったのではないかな、と思います。
Posted: 1 月 12th, 2013 under 2013, 映画.
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