Lazy Bear

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レ・ミゼラブル

ジャン・バルジャンはパンを盗んだ罪と脱獄の罪で、刑務所に19年も服役していた。やがて仮釈放となるものの、仕事を貰える事もなく、やがて食事とベッドを施して貰ったはずの司教から銀食器を盗んで逃亡、しかしそれは失敗に終わる。だが司教の慈悲を受け、ジャン・バルジャンは劇的に改心、今後は正しく生きる事を決意する。
8年後、ジャン・バルジャンは市長となり工場も経営していた。ある日、そこで働くファンテーヌを解雇するものの、やがてそれは過ちだった事に気が付き、ジャン・バルジャンは死にゆくファンテーヌに幼い娘コゼットを絶対に守る事を誓う。


原作は、ヴィクトル・ユーゴーの同名の小説。
監督はトム・フーパー、主演はヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウ。
この映画はいわゆるミュージカルなのですが、歌は吹き替えでは無くて実際に演技中に歌っているという、今までやらなかった手法で撮られています。そのおかげか、これが案外臨場感があって、それぞれの役の感情が強く伝わって来るように感じました。台詞回しから歌に入ることも多く、普通のミュージカルとは違う印象もあり、もしかすると人によって合う合わないがあるのかも?知れません。
ストーリーは基本的に原作通りですが、後半はかなり端折った改変になっていました。それでも150分という長い尺を飽きずに観ることが出来、最後まで本当に楽しめました。歌という感情表現も話の内容に良く合っているので、マリウスの独白やジャン・バルジャンの最後などはグッと込み上げてくるものがあります。

オススメ度は5。ミュージカル映画に苦手意識が無ければ、お勧めする映画です。やや悲惨な部分も多いけれど、かなり感動できる大作だと思います。原作未読でも是非。

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