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デンジャラス・ラン

ケープタウンでCIAのセーフハウスを管理するマットは、昇進のための実績の機会に恵まれない事に苛立っていた。そんなある日、元CIAのトップエージェントでありながら組織を裏切り、世界中で指名手配されているトビンが連行されてきた。突然アメリカ領事館へ出頭してきたその真意を探るべく、尋問のスペシャリスト達がトビンに対して非合法な尋問を行う。しかしその最中、突然重装備の男達がセーフハウスを襲撃する。


主演はデンゼル・ワシントン。
CIAを裏切った男と現職CIAの青年との、息の詰まるような逃亡劇という感じでした。割とそれぞれの立場からの思惑が錯綜し、どういった目的で行動しているのか、謎の多い出だしでした。しかし、中盤以降からどんどん明らかになるに連れて、案外ありがちな内容であったのと、行動が唐突で御都合過ぎなのが気になり出しました。
ラストは、カタルシスさを演出したかったのだろうけれど、そこまでの土台がいい加減なため、かえって雑さばかり目立ちます。テーマも展開もありがちだし、どうして今更焼き直しを図ったような脚本を使ったのかが疑問です。
デンゼル・ワシントンは、さすがに凄い演技だったと思います。この俳優は本当に何でも演じられるのが凄い。正直、見所はここだけだと思います。

オススメ度は3。さして珍しくもない脚本のアクション映画です。つまらなくもないけれど、進んで観に行く価値があるかどうかは、正直かなり疑問な内容です。

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