駆け込むな!
仕事の帰り、今まさに閉まっている電車のドアへ向かって走る中年の女性を見ました。
「あらあら、待ってー」
などと暢気な事を口走りながら向かって来ましたが結局間に合わず、ドアが閉まろうとします。そしてそれは、まさにドアが完全に閉まろうとしたその時に起きました。
その女性、いきなり締まりかけた隙間に傘を差し込んだのです。物を挟めば安全装置でも働いてドアが開くとでも考えたんでしょうか。
しかしドアは開かず、そのまま傘を挟んだまま発車してしまいました。当てが外れたのか何なのか、その女性は最後までアラアラ言ってました。まるで自分を待ってくれない電車に困っていますとでも言いたそうな半笑いが、仕事の疲れもあって非常に腹立たしかった。
それにしても、後先考えないのにもほどがある。万が一傘を挟んだことで遅延や事故が起こったらどうするつもりなんだろうか。それとも自分の事しか考えてないから、そういった迷惑や可能性は考えられないんだろうか。
石原慎太郎を支持する訳じゃないが、確かにこういう人は公害だ。今回は傘一本で済んだかもしれないが、こうも軽々しくこんな行動を起こすのだから、いずれ重大な事故の引き金になるかもしれない。けれどただの過失として一括りにされるのだから、とんでもない話である。
「馬鹿に車を与えるな」って、とんでもない暴言のようで、本当に深い意味のある言葉である。
Posted: 2 月 15th, 2007 under 日常.
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