Lazy Bear

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アニマル・キングダム

ジョシュアの母親は麻薬の過剰摂取により急逝する。その後、ほぼ断絶関係に近かった祖母の元へ身を寄せる事になる。しかし祖母の家族は強盗などの凶悪犯罪で生計を立てている一家で、ジョシュアも否応なくそれに巻き込まれる事になる。

実在する家族をモデルに製作された映画。
主人公であるジョシュアは、犯罪一家と警察との攻防の中間に立ち、そのどちらからともなく振り回される板ばさみ状態になるのだけれど、見所としてはその辺りのジョシュアがどういった判断をして立ちまわるか、になると思います。
この祖母の一家だけど、口頭では犯罪で生計を立てているとなってはいるものの、実際にそういう事をしているシーンが無いため、いまいち凶悪犯罪一家という印象は薄く思いました。また、ジョシュアは内気で人に言われるがままな性格のせいか、終始何を考えているのかも分からないし、見ていてイライラする雰囲気でした。一家と警察との直接的な攻防ばかりが印象に残り、内情は案外どうでも良かったのではないか、という感想が残ります。また、ジョシュアの人物像は半端なように思っていたけれど、これがラストシーンを最大限活かすためのものだったようです。煮え切らない態度ばかり取り続けているのも、ラストを盛り上げるための演出の一つだと割り切った方が良いようです。

オススメ度は3。あらすじほど盛り上がりに欠けるのと、一家が見た目以外に凶悪さをさほど感じないのが残念です。キャラクター作りは良いとは思うのだけれど。

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