Chatroom/チャットルーム
家族との付き合いの苦手なウィリアムは、日長インターネットに入り浸りチャットばかりしていた。その中で4人の友人が出来、彼らと頻繁に連絡を取り合うようになる。
ある日、友人の一人であるジムが、自分が鬱病である事を告白する。ウィリアムはジムに薬をやめ頑張るようにと前向きな意見をする一方、自身には自殺への強い興味があった。
監督は中田秀夫。ホラーの第一人者です。「リング」シリーズや「仄暗い水の底から」などの代表作があります。が、個人的にはそれ以降は駄作続きという印象です。。
活動の場をイギリスへ移した本作です。インターネットにまつわる群像劇といった内容のサスペンスで、5人がそれぞれ悩みを抱えた中チャットルームでそれを吐露するといった内容です。
ジャンル的にはサスペンスでいいのだろうか、という印象で、正直なところ何がしたかったのか今ひとつ分かり難いものでした。現代社会における心の闇がうんたらとインターネットによる負の面がうんたら、という感じはしましたが、じゃあそれがどうなるの?と大した発展がありません。何となく、とっくに知ってるような事を今更並べられてもという感じがしました。チャットルームの演出は良かったけれど、それ以上は特に見所もありません。心理劇に走り過ぎて滑っちゃったかなあ、という感じです。
オススメ度は3。まあ凡庸なサスペンスという位置付けです。もうちょっと現代的な要素があればなあと思います。
Posted: 10 月 10th, 2011 under 2011, 映画.
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