Lazy Bear

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SUPER 8/スーパーエイト

ジョー達5人は、郊外の駅で深夜に自主制作映画の撮影を行っていた。リハーサルを行った直後、突然線路を貨物列車が通り掛かる。より臨場感が増すと監督のチャールズは歓喜し、すぐさま本番の撮影に取り掛かる。しかし、貨物列車が駅を通過した直後、どこからともなくやってきた一台の車が自ら貨物列車と正面衝突、貨物列車は脱線し大破するという大事故に発展する。

監督はSF巨匠のJ・J・エイブラムス、製作にはスティーヴン・スピルバーグとタッグを組んでいます。前宣伝では極端に情報を絞ったティーザー広告で展開していたけれど、近年のSF映画はそれが流行りなのかな?

空軍の貨物列車が事故を起こし、その後街では不可解な事件が起こり、それを主人公達少年が興味本位で調べるという出だしの映画。この、興味本位で友人達とバカな掛け合いをしながら事件に関わる展開は、どこか「スタンド・バイ・ミー」を連想させるものでした。方向的には全く別物ではあるんだけれど。このジョー達の掛け合いはセリフ回しや仕草が意外に凝っていて、細かい所も手を抜いていないのが感じられました。ストーリーと関係ない部分でも楽しめるので、意外と中弛みがありません。
軍の貨物から逃げ出した謎の生物もそうだけど、主人公達の行動原理が実に解り易いので、ストーリーの展開が自然で程よい緊張感もあり辻褄も絶妙に合っています。全体的に古式ゆかしいというか、子供の頃に見た映画のような古臭さはあるものの、脚本と演出共に素晴らしいの一言。むしろ、この古臭さも演出の一部なのかな? また、奮闘する子供達に割と感情移入しやすいので、案外ファミリー映画としても良いかと思います。

オススメ度は4+。客層を選ばないSF映画です。意外と誰でもすんなり見られて楽しめるタイプの映画なので、非常に勧めやすいです。

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