Lazy Bear

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アウェイク

ニューヨークの富豪青年であるクレイトンは、心臓に原因不明の疾病を抱えていた。心臓移植しか助かる道は無いと、主治医で友人でもあるジャックに宣告されているのだが、血液型が珍しいためになかなか提供者は現れなかった。
私生活では、婚約者であるサマンサとの交際は順調であるものの、母親との確執のため、なかなか結婚に踏み切れないでいた。
そんなある日、唐突にクレイトンの血液型に一致する心臓が見つかり、直ちに移植手術を受ける事になる。だが全身麻酔を施されたクレイトンは、意識と感覚だけが残る術中覚醒と呼ばれる状態に陥った。

主演は「スター・ウォーズ」「ジャンパー」などでお馴染みのヘイデン・クリステンセン。その恋人役にはジェシカ・アルバ。
およそ2100万人の全身麻酔経験者のうち、3万人が経験するという術中覚醒。全身は麻痺しているというのに意識と感覚だけはそのまま残っているという、非常に恐ろしい症状を元にした映画です。
主人公は心臓移植の手術のために全身麻酔をするものの術中覚醒が起こってしまうという、想像するだけでもゾッとする内容です。とは言っても、描写上動かないクレイトンのシーンに声が入るだけなので、どうにも今一つ恐怖が伝わって来ないような印象を受けました。どちらかと言うと、描写に対して自分を重ねて想像するから怖いと思う気がします。
ストーリーは割に変則的な医療サスペンスでした。しかし医療の要素がかなり薄く、また術中覚醒という要素も有効に使われていません。術中覚醒ありきの構成だけれど、別に無くても大筋は変わらないのではないでしょうか。
展開としては「ジョンQ」に似たようなものを感じたものの、ただの一要素が似てるというだけでした。確かに変則的な医療サスペンスではあるけれど、特別斬新さや新鮮さも無く、サスペンスとしては凡庸な部類かもしれません。

オススメ度は3+。別段悪くはないとは思います。ただ、痛いものを想像するのが苦手という人には辛い内容です。割と移植手術のシーンはリアルに作られていますので注意。

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