アンノウン
学会での発表会のためベルリンへ夫婦でやって来たハリス夫妻。マーティン・ハリスはホテルまで来て、荷物が一つ空港へ置き忘れられた事に気付く。すぐさまタクシーで慌てて戻るものの、タクシーは事故に遭い、一命を取り留めたマーティンは4日間も昏睡した上に記憶障害に陥ってしまう。
それでもホテルにたどり着き妻へ自分の無事を伝えようとするが、そこには何故か全く別の男がマーティンを名乗り、妻と当たり前のように振舞っていた。
主演はリーアム・ニーソン。
「96時間」では正義のヒーローパパでしたが、本作では記憶喪失の上に身元を証明できないという複雑な立場に陥った男を演じています。
これ、何気に序盤から堂々と伏線を張っているようなのだけれど、いかんせんどうにも釈然としないオチで今一つという感じでした。目的も手段も分かったものの、なんかこうこの大どんでん返しがやりたかっただけにしか思えなくて、辻褄の合わない所や無理が見られました。また、登場人物も割と酷い使い捨てをしていたりと、ますますオチの異質さが不自然に際立っています。
ネタ自体は悪くはないと思うのだけど、もう少し全体の展開の自然さに気を配って欲しかったかなと思いました。役者に関しては、リーアム・ニーソンを始め特に問題は無かったのだけれど。でも、無難におさめたと言ったらそうなのかもしれません。
オススメ度は3。オチがこうです、という所だけが重要な気がします。それ以外については、まあ平凡なアクションと言って良いでしょう。
Posted: 5 月 14th, 2011 under 2011, 映画.
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