魔法使いの弟子
物理オタクのデイヴは、偶然迷い込んだ骨董店で信じ難い体験をする。その際に手に入れた竜の指輪は、当時の体験とその後の事を忘れるべくタンスの奥深くへと仕舞い込んでいた。
しかし数年後、当時の記憶も少しずつ薄れて来た頃、再びデイヴの前であの時の出来事が起こり始める。
製作はジェリー・ブラッカイマー、主演はニコラス・ケイジ。
ディズニーの古典アニメを現代風にアレンジして映像化された本作、原作にあったシーン等が再現されているようです。
取り敢えず感じたのは、内容はよくある悪者を選ばれた若者が倒すというもの。さほど構図は凝っていないのだけど、魔法使いという概念があるせいで幾つか専門用語が目立ちます。序盤はそれの解説ばかり。
肝心のストーリーの方は割と良かったと思います。ラストの戦いで気弱なデイヴが、一か八か自分の知識をフル活用して立ち向かうという展開は、平凡に終わらせて興ざめするよりもずっと燃える印象がありました。
とは言っても、結局はどこにでもあるような印象が否めません。子供向けにするのなら良いのだろうけれど、その割にあまり子供向けではないネタを差し込んでるのがちぐはぐに思います。もっとハードにするか、もっとソフトにするか、どちらかにしておけばまとまりよくなったんじゃないかなと感じました。
オススメ度は3。家族で見てもまあ大丈夫だろうけれど、さほど感動するようなそれでもありません。無難というより印象が薄い感じがします。
Posted: 8 月 18th, 2010 under 2010, 映画.
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