プレデターズ
傭兵のロイスは、気がつくと空中を落下していた。訳も分からないままパラシュートが開き、落ちたのは見知らぬジャングルの中。そしてロイスと同じように突然連れて来られた人間が何人もいる事が分かる。彼らは自分達を誘拐した者を特定し何とか脱出しようとするのだが、やがて自分達は地球ではない惑星に、それも何者かの狩りの獲物として連れて来られた事を知る。
主演はエイドリアン・ブロディ。
有名なSFアクションのモンスター、プレデターシリーズの最新作です。本作でも相変わらず光化学迷彩にサーモグラフィ、左肩のビーム兵器に右手に仕込みナイフと、おなじみの装備で登場します。ただ今回は今までとは違うデザインのプレデターが登場します。そのデザインも中々良いので要チェック。
未知の惑星でプレデターと死闘を繰り広げるのは、戦いに関してはエキスパートな地球人ばかり。けれど、思ったより戦略的ではなくて、割と奇襲されては反撃という展開が繰り返されました。そして最後の最後に、初代でシュワちゃんがやったように、ブロディが泥を塗って火を焚いてタイマン勝負というマッスル&タクティクスな展開は無闇に燃えました。他にも、シリーズで出て来たのをパロディとしたかのように、思わずニヤリとしてしまう要素が満載なので、プレデターを見ている人は十分に楽しめると思います。またそうでない人でも、別段過去の設定とか知らなくても問題の無い脚本なので、普通にアクション映画を観る感覚で楽しめるでしょう。
今作にヤクザの日本人役が出ているのだけど、案外見せ場が優遇されてるのが驚きました。もっとも、ヤクザが日本刀の良し悪しだの扱いに慣れてるだのは有り得ないんだろうけど。まあプレデターの事だから、違いの分かるヤクザをわざわざ探して拉致したと解釈すれば良いか。
オススメ度は4+。別段小難しい事は無いアクション映画です。その割に中々面白い脚本で最後まで退屈させられないので、期待以上に楽しめる内容ではないかと思います。シリーズファン以外でも楽しめる内容です。
Posted: 7 月 10th, 2010 under 2010, 映画.
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