アイアンマン2
トニー・スタークは、自身がアイアンマンである事を公表する一方で、体に埋め込んだ未完成のリアクターの毒素に蝕まれていた。
会社を唐突にペッパーへ譲ると、モナコで開催されているレースへ飛び入り参加する。しかし、その会場に突如電気を帯びた鞭を振り回す怪人が乱入する。
主演は前作に引き続き、ロバート・ダウニー・jr。対決する敵役はミッキー・ローク。
相変わらずロバート・ダウニー・jr演ずるトニーの、知り合いにはなりたいけど友達にはなりたくないウザさぶりは最高でした。そして扱いの慣れた周囲の雑な扱いにも、なかなか良い掛け合いになっていて良かった。この要素だけでも充分面白いが、アクションでの迫力もなかなかあったのが前作。しかし今作は正直なところイマイチでした。予告編でも出たウィップラッシュの強襲も、意外とあっさりかたがついて盛り上がり不足、後半の決戦にしてもたっぷり尺を取っていたので激しいバトルになるかと思えば割とあっさり片付いてしまって。「実はこんな武器もあるんだ〜」と嬉々として語るトニーはらしいけど、盛り上げ方が足りないとなあ。
ミッキー・ロークはいい歳の取り方をしていて、渋くいい悪役でした。個人的にはもうちょい動機とか掘り下げて、復讐心を明確にわかりやすくして欲しかったかなとも思います。
マーベルのキャラは、典型的なスーパースターのように見えて、実は色々深い人間関係や感情が絡んでいて、時折ハッとさせられるのが面白い。本作でも、未完成なリアクターで体を蝕まれるトニーの姿に、人気者に見えて意外と孤独な部分が垣間見えます。
オススメ度は3+。アクションとしては凡作かと思います。つまらなくはないけれど、取り立ててどうこうとまではいかない程度。前作が面白かった人には良いかと思います。
Posted: 6 月 11th, 2010 under 2010, 映画.
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