Lazy Bear

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パリより愛をこめて

アメリカ大使館に勤めるリースは、実はCIAの諜報員でもあった。しかし送られてくる任務はナンバープレートを取り替える等の地味なものばかりで、もっと上の任務につきたいという不満を募らせていた。
ある日、リースの元へ急な任務が届く。それは空港の税関で騒ぎを起こしている”相棒”を迎えに行けというものだった。

主演はジョン・トラヴォルタ。リュック・ベッソンは原作かな? とりあえず、リュック・ベッソン作品の一つのようです。
若手諜報員と、ベテランだが問題児の諜報員によるアクション映画。とにかく派手な銃撃戦にアクションと、非常に盛り沢山の内容でした。特にトラヴォルタのアクションは凄い。無茶苦茶動き回ってるからてっきりダブルを使ってるものだと思ってたけど、実は全部本人がやってるそうです。あの歳でこれだけのアクションをするとは驚きです。また、破天荒な諜報員役としてもはっちゃけ具合が中々で、出だしから既にフリーダムにやりまくるのも面白かった。キャラ、アクション共にトラヴォルタは良い演技をしてます。
リース役のジョナサン・リス・マイヤーズは「シェルター」以来。どことなく地味な印象しかなかったけれど、ワックスに振り回されながらも後半から一回りも成長して立ち回る過程が良かったです。確かに悪くはないのだけれど、やっぱり正直な所トラヴォルタが完全に前出過ぎであまり目立たなかったかな。それでもラストはきっちり押さえたのでよし。

リュック・ベッソンは「96時間」以来、完全に元に戻ったように思います。軽い伏線や謎を含ませつつ、中盤にちょっとしたどんでん返しにピンチ、そして勧善懲悪的なラスト。キャラも魅力的で楽しめる要素が満載。この調子でもっともっと作って欲しいものです。

オススメ度は5−。軽く捻った程良いアクション映画です。気軽に観て愉しむにはうってつけでしょう。

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