ウルフマン
舞台俳優のローレンスは、兄の失踪を知らされ故郷へと帰る。しかし、そこで待っていたのは無残な姿に変わり果てた兄の遺体だった。
必ず兄を殺害した犯人を見つけ出す事を誓い、ローレンスは手掛かりを求めて探し回る。そんなある日、ジプシーのキャンプで兄の遺品について調べていると、謎の獣がキャンプを襲撃する。ローレンスはそれに銃で応戦するのだが……。
主演はベニチオ・デル・トロ。
古典ホラーの狼男を、今になって、それも非常に古臭い演出であえて作った作品。まあ正直な所、あまりに何でもかんでも古臭いというかわざとらしいというか、そういう雰囲気があってか、さほど盛り上がらなかったような印象を受けました。狼男についても、ちょっと風貌が古い印象。一度発症すればバンバン人間を殺害していくのだけど、目的も何もあまりに無さ過ぎてグロいだけでした。せめて、人を殺してしまった事への葛藤でもあればいいのだけど、あっさり狼男を受け入れてしまう抑揚のなさがどうも。
ベニチオ・デル・トロは「チェ」二部作以来だけど、こんなに演技が雑だっただろうか? それも含めて、全体的にガッカリ感の大きい内容でした。
それと、変貌と父親との対立と、なんかこの構図は「ハルク」に似てないかな?
オススメ度は3−。ちょっとグロい内容です。あと、古典過ぎて意外とがっくりくるかも。古典ホラーだと思って見れば良いのだけれど……。
Posted: 4 月 23rd, 2010 under 2010, 映画.
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