Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

パブリック・エネミーズ

大恐慌時代を迎えるアメリカで、銀行強盗を重ねるジョン・デリンジャーは人生の黄金時代を迎えていた。
法律に縛られないアウトローな生き方で己の美学にこだわるジョン、しかし警察は彼を逮捕すべくただ手を拱くばかりではなかった。FBI長官のエドガー・フーバーは、シカゴ支局長に若いが実績の多いメルヴィン・パーヴィスを任命し、ジョン・デリンジャーの逮捕を本格化する。

主演はジョニー・デップ、その脇をクリスチャン・ベイルが固めます。
実在するアウトローの半生を描いた映画でしたが、やはり脚本は映画向けに脚色されている感じでした。幾ら何でも露骨すぎじゃないか?という演出も無くはなかったり。そこで興醒めするかどうかは個人差があると思います。
また、記録が断片的なせいなのか、物語が所々唐突な展開を見せることもありました。あれこれ誰だっけ?というのが幾つか。ジョン・デリンジャーに詳しいのであれば苦労はしないのだろうけれど。また、デリンジャーをヒーローっぽくしたいためか、あまり風聞の良くなさそうな点はカットされているようです。

ジョニー・デップは相変わらず異様なほど存在感があり、如何にも憎まれっ子といったデリンジャーを演技していました。その一方で、パーヴィス役のクリスチャン・ベイルは、かなり地味な印象を受けました。あまり前に出ないようにしているようにも見えます。主人公はあくまでデリンジャーだから、抑えめにしていたのでしょうか?

おすすめ度は4−。派手な銃撃戦に男のクライムアクション、如何にもという内容です。史実どうこうはあまり関係ないかも。いわゆる講談と同じものとして見るとかなり面白いと思います。

Write a comment