Lazy Bear

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ザ・ウォッチャーズ

ミナはオウムのダーウィンと戻る事の出来ない森の中へ迷い込み、車が故障して遭難してしまう。
森の中を彷徨っていると得体の知れない何かの存在に気づき戦慄するミナ。しかしその時現れた一人の老女の案内で、森の中に建っている不思議な小屋へ逃げ込む。そこには二人の男女がいて、随分長くそこに留まる事を余儀なくされていた。この状況に困惑するミナだったが、更にこの小屋では生き延びるための奇妙なルールがあった。それは、ウォッチャーと呼ばれる怪物から身を守るためのものである。


監督はイシャナ・ナイト・シャマラン。あのM・ナイト・シャマランの娘です。
作風は父親と同じ不気味で奇妙なルールを強いられるホラーでした。元々そういう原作の小説があって、それを映像化したようです。
ホラー映画ではあるけれど、割とファンタジックでおとぎ話のような要素もあります。ただ夢のある系ではない、怖い系の方のおとぎ話です。それをリアルで現代の世情に落とし込んだ感じがしました。
結構な緊張感がある反面、割と主人公も大胆な行動に出て攻略的な事をするので、案外あっさりと問題が解決したような気がします。それはそれでテンポの良さかも知れないけれど、監視される側になった事での軋轢や衝突はあってもそれが特に展開に影響してないことを疑問に思うのは流石に穿ちすぎかな。もっと人間の醜い姿を露わにしても良いのではと勝手に思いました。

オススメ度は4。原作も良いのか綺麗にまとまった見やすいホラー映画だと思います。本当は怖いおとぎ話系をリアルにするとこんなになるんだろうなあという印象でした。

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