Lazy Bear

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ダイアナの選択

高校では素行の問題が目立つダイアナは、全く性格の違う親友モーリーンといつも遊んでいた。
ある日、授業前にお手洗いに立ち寄った二人は、ふと校内の異変に気づく。訝しんでいるのも束の間、銃声と悲鳴が響き渡り、そしてお手洗いには銃を持ったクラスメートが乗り込んでくる。彼は二人に対して銃口を突き付けると、「殺すのはどちらか一人だ、どちらが死ぬ?」と問いかける。

主演はユマ・サーマン、原作は「春に葬られた光」という小説です。
やたら衝撃的なラストを推した映画でしたが、確かにラストは「おやっ?」と思ってしまう内容でした。高校生時代と、大人になったダイアナと時間軸が何度も交差して進んでいく展開で、僕は初めは良くある感傷物かなあと思っていました。「パラノイド・パーク」のような。しかし、やたら高尚がかったセリフや、生死に関するセリフ、何となく思わせぶりな言葉と、後から思い返してみると「ああこれはもしかして伏線だったのか?」と思いました。ただ、明らかにこうとかはっきりとしたものは無いし、それは解釈によると思います。それに、件の衝撃的なラストにしても、解釈のしようによってはどうとでもなりそうな気がします。一応、監督が軽くネタバレしたらしく、聞く限りだと「そういう事でした」と一つの結論は得られるんですが。

オススメ度は4−。ちょっと文学的かなーなんて考えさせられる作品でした。深く入り込んで観たい人以外にはあまり勧められない内容です。ざっと観ただけではおそらくラストも「???」と首を傾げてしまうかもしれません。

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