マンマ・ミーア!
ギリシャの離れ小島で、女手一つでホテルを経営するドナ。その一人娘であるソフィは近く結婚を控えていた。しかしソフィには一つ心残りがあった。それは、自分の父親の事である。母には何度も訊ねてはいたが、一度たりとも教えてくれた事はなかった。
そんな中、ソフィは自分を妊娠した頃に書かれた母の日記を見つける。その中には自分の父親と思われる名前が三人記されていた。会えばきっと分かるだろうと考えたソフィは、三人全てに結婚式の招待状を送る。
世界的にヒットした同名のミュージカルの映画化。いわゆるミュージカル調の映画で、歌にダンスやパフォーマンスが随所に盛り込まれて、やたらハイテンションな映画でした。
ソフィの父親候補である三人は、ソフィを娘だとも思わずに島へとやって来るのだけれど、ふとしたことから結婚するのがソフィであること、ソフィがドナの娘である事を知り、何が何でも結婚式に出席してやろうとします。しかしドナは三人には出席どころか顔すらも見たくないという有様で、本当の父親どころではないドタバタ騒ぎが非常に面白かったです。その上、ミュージカル調ではあるんだけど、端々でパフォーマンスが訳分からない方向に行ってカオスな画になったり、全くと言っていいほど物語の深刻な部分が感じられませんでした。むしろ、やたら陽気で前向きな映画です。
母親役のメリル・ストリープは、かなり弾けた演技をしていました。あまり作品は見たことがないけれど、こんなはちゃめちゃな女優だったか?と思わず唖然としました。むしろ、一瞬違う誰かとすら思えます。
こういう底抜けの陽気さをミュージカル調で楽しむ、そういうジャンルだと思います。
オススメ度は4−。ストーリーやオチも面白いです。やたら明るいノリの良い映画なので、そういう気分になりたい時に見ると良さそうです。
Posted: 4 月 4th, 2009 under 2009, 映画.
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