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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

グウェンことスパイダーグウェンは、いとこのピーター・パーカーを殺害した容疑で父親のベン・パーカーに追われ、遂にはその正体が彼の知る所となる。
このままここには居られないと決意したグウェンは、他次元から来たスパイダーマンと共に様々なユニバースを渡り歩いては悪党を取り締まっていった。
マイルスはあれから一年余りブルックリンを中心にスパイダーマンとして活躍するものの、評判は今ひとつ芳しくなかった。
両親ともすれ違いが続き確執が決定的になった頃、突然マイルスの前にグウェンが現れる。


マイルスが主人公のアニメ映画スパイダーバースの続編です。
本作では前作以上に様々なユニバースのスパイダーマンが登場します。ただ本作の違うところは、実際に存在する別バースのスパイダーマンどころか、レゴや実写世界の方にまで及ぶのには驚きました。そして独特の色使いと不思議な効果演出を多様するんだけれど、これがうまく別ジャンルの世界観を繋いでいるように思います。突然実写と繋がっても案外違和感が薄いのが本当に凄かったです。
今回のストーリーはちゃんとした悪役がいる一方で、マイルスやグウェンのスパイダーマンとしての在り方を問われる内容になっていました。スパイダーマンはこういうものだから自覚を持て、覚悟を決めろ。そう言われても我を貫こうとするのが主人公というものだけれど、その際に敵になるのが無数のユニバースから来るスパイダーマンというのはなかなか壮観です。ただ本作ではちゃんとお話が完結しません。これがちょっとイマイチ煮えきらないところ。

オススメ度は4。前作を知っている前提と本作で完結しないというのがちょっとマイナス。それ以外は美術的な部分やマイルスと家族との衝突やスパイダーマンの使命のかかる部分など、かなり見所は多くて満足できると思います。

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