現場納め
今日は現場では最後の飲み会でした。まあ案の定、スピーチをさせられた訳で。僕はいつものように当たり障りの無い言葉でうまく言いくるめました。
こういう時のスピーチは、セオリーというものが決まっています。まず、一番注意するのが個人的な主義主張は含めないこと。ある程度立場がある人じゃないとそういうのは反感を買います。そして、話の中で直近の上司などを立てること。誰々に教わった何々を今後生かして頑張りたいです、というのは胡麻擂り的にもポイントが高いです。四文字熟語や、文学作品の一節を少しだけ引用するのも良いです。管理者クラスは文系が多く、誰でも読んだであろう流行りのあった作品からの引用は意外に好感が持たれます。最後に、一番大事なのが一番最初にスピーチをすること。何故なら二番手以降ではネタがかぶる危険性があるので、うっかりかぶったりすると二番煎じっぽく聞こえてしまうからです。だから、実は一番手が一番楽なのです。自ら進んで名乗り出るのは勇気がいるとは思うけど、これだけは絶対に譲ってはいけません。積極性をアピールする意味でもかなり重要です。
スピーチをしたことのない人は、立派な事を言おうとして緊張すると思います。でも、全く気負う必要はありません。どうせみんなは酔っ払っていて話の前後の整合性など気に留めたりはしません。ただ後々、印象だけを覚えているだけです。だから、全体的に立派に述べるよりも、何か一つそれらしいことをきっちり言う方が遥かに印象が良いのです。他は適当にごまかせば良いでしょう。それこそ引用や四文字熟語でごまかせば良いのです。
時期は少し遅いですが、僕がいつもやり過ごしているこの黄金パターンを各々の忘年会新年会に生かせれば幸いです。株を少しでも上げておけば、不況であろう来年も多少マシな評価になるかもしれません。
Posted: 12 月 26th, 2008 under 日常.
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