ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
エディはヴェノムの協力の元、収監中のシリアルキラーであるキャシディから聞き出した情報を元に被害者の遺体を発見、それによりキャシディを死刑へと追い込む。だがキャシディはエディとは取引で情報を提供しており、これを重大な裏切りだと激怒する。
その後、執行直前にキャシディはエディに面会を求める。そこで二人は激情に駆られ揉めるのだが。
マーベルコミック原作のヴェノム、その二作目に当たります。主演は引き続きトム・ハーディ。
今回は最強とも噂されるシンビオートのカーネイジが敵役となります。ただ宿主である人間も残虐なシリアルキラーであるため、しがたない落ちぶれたジャーナリストとエディに勝ち目はあるのか? そしてエディとヴェノムの決裂はどうなるのか? そういったバディムービーならではの展開が見所です。
展開は本当に王道で奇をてらわない内容でした。そのため安定した見応えがある反面、続編にしてはあまり特色がないかなとも思えます。
カーネイジに関しても、なんかそんなに残虐性も感じないなあという印象。最初の脱獄シーンなんかどうしてあんなに丁寧に囚人を避けて施設の破壊だけ執拗にしてるのか・・・。
ラストにマーベル恒例の追加シーンがあります。ここでなかなか意外な方向と繋がっていくんだけれど。なんかそのせいで本作が単なる前日譚になっていないか?と思ってしまいました。
オススメ度は4。王道な展開や、案外愛嬌があって可愛らしい部分もあるヴェノムが楽しめます。基礎知識だけあれば案外本作から入っても違和感が無いかも知れません。
Posted: 12 月 3rd, 2021 under 2021, 映画.
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