Lazy Bear

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アンテベラム

綿花の農園で厳しい奴隷労働をさせられていたエデンは、目の前で妻を殺された奴隷仲間と共に農園からの逃亡を計画する。
舞台が代わり、人気作家のヴェロニカは仕事でルイジアナで講演会を開く。その帰り、早く家族の元へ戻りたかったヴェロニカは友人達とは別のタクシーへ乗る。しかしその車内でヴェロニカは襲撃されそのまま誘拐されてしまう。


ゲット・アウトで有名なショーン・マッキトリックが制作の映画。
黒人を主人公にした、いわゆるBLM的な内容の作品です。それとは別に、世界観ががらりと変わるパラダイムシフトの要素が盛り込まれていて、そこがおそらく本作の一番の見せ場だったと思うのだけれど。見ていて思うのが、狙いがあまりに露骨に誘導的で、他に何も見せ場も無いという印象を受けました。ゲット・アウトの時はそもそもの世界観や雰囲気が非常に不気味で得体の知れない怖さがあったんだけれど、本作は観ている側にこう思わせたいんだなという意図が露骨過ぎてちょっとイマイチ入り込めません。そのせいか、どんでん返しの部分も随分強引だなという感想にしかなりませんでした。
流行りに乗っているのか迎合しているのか分からないけれど、やり過ぎて逆に古臭い内容だなという作品です。

オススメ度は3。イマイチ凡庸というか古臭いというか、退屈な部分の多い内容です。ネタバレはしていないけれど、したところでうーんとなるだけのような気もします。

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